Plant Meat(プラントミート)- ビヨンドミート・インポッシブルフーズ

ビヨンドミート・インポッシブルフーズなど植物肉をテーマとしたブログです。

Google出資で肉の味は勝るインポッシブルフーズ、3倍 IPOで人気のビヨンドミートの競合について

どうもヨシです(@domoYoshidesu)

 

見たところ植物肉を話題にしたりウォッチしている日本の投資家は少ないようですね。逆に既にトップワード化したクリプトカレンシーやAIなどの次のブームをけん引する存在がビヨンドミートなのかもしれません。

 

 

ビヨンドミートは数年以内に世界中に広まるだろう植物肉(代替肉)市場のトップリーダーですが(未だ90M USD以下の売上なので倍々ゲームで成長することは間違いない)二番手に当たるのが同じく米国のシリコンバレー発企業のインポッシブルフーズです。

 

インポッシブルフーズ社

インポッシブルフーズは、スタンフォード大学の生化学教授パトリックブラウン(Patrick O. Brown)により2011年に設立。主要な製品はビヨンドミートと同じ植物由来バーガーですが、既にバーガーキングでインポッシブルミートを使った植物肉バーガーを提供しています。

インポッシブルバーガーはビヨンドミートよりも肉の味がする

 実際に肉が実際の動物肉に近いという観点では、インポッシブルバーガーはビヨンドミートよりも高い評価を受けている。その背景には肉を肉足らしめている要素に”ヘム”を利用している点がある(ヘムは血液に赤色を与え酸素を運ぶ分子)、

インポッシブルフーズでは天然由来の大豆植物の根に存在するレグヘモグロビンを原料とした”大豆由来のヘムタンパク質”を開発することで、植物由来ながらも血が滴る実際の肉のような味わいの食べ物を作りました。

 

バーガーキングの「Impossible Whopper」という製品は通常よりも脂質:15%、コレステロール:90%カットを実現しているとのこと。価格は通常のバーガーよりも約1ドル(110円)高い価格設定。この価格に関しては端的に植物肉の普及を妨げる課題です。逆に既存の動物肉と同等あるいはそれ以上の低コストで商品を提供できるときはすでに世界の8割は植物由来の肉が利用されているに違いないです。

 

インポッシブルフーズの売り上げ規模は

マイクロソフトを作ったビルゲイツは、ビヨンドミートのみならずインポッシブルフーズにも投資しているし、Google ventureからも資金提供を受けています。

売上など調べたが去年時点で6.5M USDの売上という情報しかない。多少伸びたとしても10M規模だとすると、バーガーキングなど様々な提供を進めているがビヨンドミートの10分の1レベル。逆にビヨンドミートは小売店販売が売上の大半なので販路の開拓が差を生んでいる要因のようだ。規模的にIPOは先になるかもしれないが、まさに現代の終わらない殺戮サイクル、フードウォーに終止符を打つ二番手として今後もチェックしていきます。

 

どうもヨシです(@domoYoshidesu)