Plant Meat(プラントミート)- ビヨンドミート・インポッシブルフーズ

ビヨンドミート・インポッシブルフーズなど植物肉をテーマとしたブログです。

ビヨンドミートの次に来る代替肉スタートアップ企業(メンフィスミート)

f:id:MrMukiRyoku:20190603231207p:plain

 

どうもヨシです(@domoyoshidesu)

日本初の植物肉ジャーナリストです。

 

今回はビヨンドミート(Beyond Meat)、インポッシブルフーズ(Impossible foods)とは異なる方法である培養肉をソリューションとしている企業を紹介します。

 

 

その名もメンフィスミート(Memphis Meats)です。

 

メンフィスミート(Memphis Meats)は、植物由来肉ではなく養殖肉を提供する、カリフォルニア州バークレーを本拠とする食品テクノロジー企業です。

 

ユニークな点は、実際に生きている本物の動物の筋肉組織から培養された肉だという事です。動物の筋組織から人工的に育てて食用とすることで、わざわざ動物を過酷な環境で飼育し、苦痛の人生のままに生き殺され、食べられる必要がなくなります。

 

メンフィスミートはごく小さな動物細胞を取り出し、体内と同じように作用するような培地環境で育てることで、人間が食べているような筋肉組織に成長するように再現しています。この培地環境が生きた動物ではなく、ある種の人工的なバイオリアクターであることを除けば、まさに風味や味感覚・すべてが本物の動物の肉であるという事です。

 

いうなればニワトリや牛・豚の肉も脳がなければ意識もない。

 

つまり、肉を食べるうえで、動物に苦痛を感じてもらう必要がありません

 

ビヨンドミートやインポッシブルミートは、ソイプロテインを基として、動物肉に風味や味を寄せた植物由来の肉ですが、メンフィスミートは動物飼育を強いらずに本物の生きた肉を食べられるという一つのスマートでクリーンな解決策になります。

 

また環境的な面では、伝統的な産業農業と比較して、養殖肉の生産によって温室効果ガスの排出量を96%、エネルギー消費量を45%、土地利用を99%、水消費量を96%削減できるとある学術研究では推定しています。

 

どうもヨシです(@domoyoshidesu)

日本初の植物肉ジャーナリストです。