Plant Meat(プラントミート)- ビヨンドミート・インポッシブルフーズ

ビヨンドミート・インポッシブルフーズなど植物肉をテーマとしたブログです。

ネスレが米国でAwesome burger(ベギーバーガー)を発売。2019年秋からスウィートアースブランドとして展開

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この程、ビヨンドミートに新たな競争相手が増えました。 

どうもヨシです(@domoyoshidesu)

日本初植物肉ジャーナリストです。

 

 

 

それはスイスを本拠としながら世界中に食品を展開するグローバル企業のネスレです!

 

ネスレが発売する新たなAwesome Burger

米国ネスレが昨日発表した内容によると、今秋に米国内でベジタリアンバーガーを発売。

 

名付けてAwesome burger(最高のバーガー)。これはネスレが展開しているナチュラルプロダクトブランドであるスウィートアース(https://www.sweetearthfoods.com/)の1製品として秋ごろに販売される予定。

 

今ネスレが狙っているターゲット層ビーガン(菜食主義者)、環境問題に関心の高い消費者、食肉消費を減らしたい消費者をターゲットとしているようです。

 

ちなみにこのニュースに関連してビヨンドミート株式は96.16ドルへ(-7.65%)下落しています。

 

ネスレが既に販売しているベギーバーガー

一方でネスレは既にvegetarian向けのバーガーパティを同ブランド内で販売しています。

 

実際にスウィートアースブランドサイトを見ると

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サンタフェ(Santa fe)

テリヤキ(teriyaki)

*メデイテレニアン(Mediterranean)の

  *地中海の意味

 

三種類のパティが販売されていることが確認できます。ここに新規でAwesome burgerがラインナップとして登場するという事ですね。

 

Awesome burgerの特徴

じゃあAwesome burgerと既存の製品の違いは何なんだというと

 

  1. Beyond MeatやImpossible Foodsのようなソイプロテイン由来のパティであること。
  2. 様々な栄養素が競合バーガーよりも豊富に含まれている。
    食物繊維:6g(Beyond burger:3g)
    タンパク質:28g(Beyond burger: 20g),
    飽和脂肪酸もなく鉄分やビタミンCも豊富である


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テリヤキの成分を見ると、小麦と大豆を中心としていて中には枝豆やミリンなど日本由来の原材料も多く使われています。小麦や大豆だと製品の色が大きく出やすいのでいかにもベジタリアンバーガーになりますが、ソイプロテイン中心だとより味や風味を工夫しやすいのでしょう。

 

また、競合であるBeyond meatと同じソイプロテインが主成分でありながらヘルシーさで優位でということですが、まだ未発売で何とも言えませんが個人的にはやや懐疑的です。

 

よりヘルシーな栄養素を持つという特徴を得たいがために、味や風味などを犠牲にしている可能性が高いです。

結局のところマスに浸透するためには味がよくないと普及しないですから、抑えるべきは現実の肉に再現性の高い味が最初です。

 

その次に値段が手ごろであることです。そういう意味ではややVegan向けの色が強いバーガーです。

 

 

 

ビヨンドミートはマクドナルドとの提携もあり得る(との噂)

ネスレは企業資本も大きい大企業なのでビヨンドミートにとって脅威であることは間違いありません。

 

一方ビヨンドミートにもMcDonaldとの提携関係が噂されています。

 

現在噂レベルで具体的な時期や内容などは未確定ですが、この提携が確保されれば、株価は時価1兆円を超えるレベルも予測できます。

 

またビヨンドミートは今週の6日木曜日に公開会社としては初の四半期決算を報告する予定です。

 

予測では販促費がかさんであまりいい決算の内容ではないのではないかなと予想しています。

 

どうもヨシです(@domoyoshidesu)

日本初植物肉ジャーナリストです