Plant Meat(プラントミート)- ビヨンドミート・インポッシブルフーズ

ビヨンドミート・インポッシブルフーズなど植物肉をテーマとしたブログです。

ビヨンドミート[BYND]がこれから間違いなく伸びる3つの理由

-どうもヨシです(domoyoshidesu)

 

 

ビヨンドミートが163%の上昇をもって熱狂的に市場に受け入れられている背景には何がその詳細を書いていこうと思います。

https://jp.reuters.com/article/beyondmeat-ipo-idJPL3N22E3SS

「ビーガンバーガー」の米ビヨンド・ミートが上場、163%急騰

 

 

ビヨンドミート[BYND]が企業成績を伸ばし、株価も右肩上がりになるのは間違いないと思っていますが一番大きな理由は大衆に"先進的でありながら今までと変わらない食生活を提案している"からです。これは今まで動かなかったモデレートな大衆にめちゃめちゃに刺さります。

 

1.今までと変わらない食生活でビーガンになるという提案

ビーガン、と聞いたときにどんな感想を持つか、確かに現在の動物が殺されて食べられるために大量に飼育されている(かつ劣悪に)環境は受け入れがたい。かといって植物由来のモノだけで生活するというのは無理がある。目の前の肉は美味いし、なかなか変えられない。これがビーガンに多少好意的なものからの目線です。

 

ようは、確かに共感部分があるが自分がそれを実践できるとは思えない。のでできない。

 

一方ビヨンドミートが提供する価値は、今までと同じように肉の味を感じることができる食事体験の提供です。同じように肉を食べて満足するという価値を先端的なテクノロジーの力で解決していること。ビヨンドミートで作られた肉は変わらず美味い、生肉状態でも買えるのでフレッシュである。違う点は原材料が植物由来なので無駄に牛豚鳥を残酷に苦痛とともに殺す必要がない。環境にやさしい点もGoodである。これらはモデレートに、現在の食肉システムに危機感と疑義の目を向けながら、まぁ仕方ないよねとあきらめてきた層に、何の瑕疵もない完璧な提案を与えることになります。よって代替肉は伸びます。美味いし、環境にやさしい、動物を無為に殺さずすむ。

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2.ビヨンドミート=クールというカルチャーが一般化する

近年インスタグラマー、インフルエンサーマーケティングなど社会的に有名でナウい人間がクールな価値観を作り←そこにクール乗り一般人が追随←一般人も乗る←社会普及していくという流れがあります。いまビーガンは世間的にそこまで受け入れらていないが、ビヨンドミートがクールという価値観が熟成され、かつ大衆が払うコストは食肉体験の喪失ではなく単なる選択になるので、ハードルが恐ろしく低い。支援者にはビルゲイツやレオナルドディカプリオがいる。

 

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3.ビヨンドミートはこれから食肉産業のグローバル市場規模に食い込む

食べることでエネルギーを得るということは避けられない。BBCによれば食肉産業の世界での市場規模は1.4tri USD=160兆円ほどである。そんなBeyond Meatはまだ売り上げが87.934M USD= なんと100憶円以下で、全体のパイをまだまだ食い切ってない。逆にこれから恐ろしく伸びる産業である。それが証拠にDeep learningにおけるAIや、ブロックチェーン技術(有名な仮想通貨は最近逝っちゃってるが)など新規技術や産業が巨大化していくのには多少時間がかかろうとも確実に大きくなっていく。その際の企業価値は恐ろしいものになっていくだろう。

 

唯一のネックは大豆ミートの味が実際の肉に劣らない結果、値段になってくる。消費者が動物を殺してつくられるミートが100円、ビヨンドミートが150円だったらさすがに100円を選ぶだろう。だが食肉産業自体も多大なコストをかけて維持しているわけで(知的動物の命を含め)値段をキャッチアップするのに時間がかかるとは思えない。

 

-どうもヨシです